GINZA TAYA

世界で初めての漆レンガ造

 

 
 
 

世界で初めての漆レンガ造

銀座中央通り4丁目交差点のほど近くにある銀座三越の路面店、紳士洋品店「田屋」の全面リニューアルである。田屋の創業は104年前の銀座が煉瓦通りとして近代化され初めた頃。そこで老舗ブランドとして銀座の歴史を受け継いだファサードを提案した。それはハーフガラスブロックに漆を塗り背後から照明を当て、漆の飴色の濃淡に光を透過させた世界で初めての漆レンガ造である。この漆は、顔料を加えていない透明度が高く、さらに植物性樹脂により艶が出てくる箔下漆を使用する。共同技術者はガラスと漆の間に特殊なプライマーを塗り漆が剥がれないような技術を開発している(特許権)。漆レンガのファサードは、昼間には漆の濃淡深い飴色に日の光がブロックを透過して不思議な立体感と重厚感を印象づける。夕方には、背後の照明により漆が飴色からオレンジ色の光壁に変わり始める。これは田屋創業当時の銀座通煉瓦造と昭和の漆の外装が統合した新しいファサードであり、老舗ブランドとして銀座の歴史を未来へ牽引していく姿勢を表現していくだろう。
 

プレゼント包装のようなインテリア

壁・天井の仕上げ材に織機のドビー装置を使い模様を表した金網で仕上げている。田屋の高密度・多層なネクタイ生地のように、織りによる豊かな表情と美しいパターンを合わせ持つ金網である。天井ドビー金網上部のベース照明からの光、家具と壁の間に10cmのスペースを設け、そこに設置する間接照明の光、それらの光がドビー金網から溢れ、柔らかい光のゲートのようにお客様を全身からプレゼント包装のように包み込んでいる。
 

作品名

Ginza Taya renewal

延床面積

127.6 ㎡


所在地

東京都中央区銀座

外装面積

43.6 ㎡


主要用途

紳士服店

設計

Aray architecture


規模/構造

百貨店1階ブティックの内外装の全面改装
RC造/2フロア  

公開コンペ

優秀賞