鹿児島の住宅・O邸

シラスブロック構造の家

 

 
 

敷地は鹿児島市街地と桜島を一望できる高台にある。施主からは、アメリカのニューメキシコ州にある世界遺産「タオス・プエブロ(Taos Pueblo)」のような日干し煉瓦の集落のような家が欲しいという要望があった。しかし、高温多湿な鹿児島では日干し煉瓦は使えない。代わって、鹿児島の土の代表とも言えるシラスを使ったシラスブロックを積んだ初めてのシラスブロック構造の家を提案した。タオスとは「われわれの村」を意味する言葉であるが、プエブロに習い、その土地の大地と一体になって暮らす建築の在り方を目指している。絶景を目の前にした広い敷地で、1つの大きな建築を風景に対面させるのではなく、部屋ごとに塔に分けて余白を囲むようにして配置している。複数の建築による集合でありながら、ひとつの集落のように見える構成となるよう広さ・高さ・配置にはバリエーションを持たせている。余白が周囲の環境とのつながりを生み、敷地を超えて風景に暮らすようなのびやかな暮らしが現れることを期待している。

作品名

タオス・カゴシマ

建築面積

145.36 ㎡


所在地

鹿児島県鹿児島市

延床面積

222.58 ㎡


主要用途

個人住宅

設計

ASEI建築設計事務所


規模/構造

組積造/2階建て

最高高さ

6.8 m


プロジェクト紹介動画